田中将大選手イラスト

マー君が日本球界に復帰。メジャーで活躍したどおりの活躍をNPBでも見せてくれるでしょうか。オープン戦の段階では今ひとつ調子が上がらないようですが、きっちり調整して貫禄のピッチングをみせてくれることでしょう。

また渡米することでしょうが、それまで日本での活躍を楽しませてほしいものですね。

田中将大

BMW M1000RR

BMW M1000RRがデビューするそうです。日本国内は2月1日より予約注文の受付開始で、納車は初夏の予定とのこと。

https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/sport/m1000rr.html

Mウイングレットとうのがフロントカウルについていて、16.3kgものダウンフォースを作り出すそうです。

このスタイルと212馬力(156 kW at 14,500 rpm)で公道を走れるのですから、免許がいくつあっても足りなさそうです。笑

もとより購入などできませんが、サーキットで乗ってみたい1台ですね。

そこで、このバイクのオーナーになるならという想定で、この車両に合うヘルメットのデザインを考えてみました。

SHOEIのX-14です。

このヘルメットでバッチリコーディネートして乗ってみたいという妄想。ロゴは社名やネームなど別のものでも良いかもしれません。

やはりMとつくならMスポーツラインを取り入れたいところですね。ラインの色は写真にあるように、車体にはタンクの側面にあるトリコロールラインを取り入れ、全体的には白と黒、シルバーでまとめています。ラインは、サーキットのコースのように、流れるようでいて、茂木や鈴鹿のような立体交差のあるコースをイメージしています。

もし、このヘルメットのデザインが気に入られたらお見積りをいたしますので、ご遠慮なくご連絡ください。デザインはご要望も取り入れて編集することもできます。

GPZ900Rカスタムペイント納品

先日、車体外装ペイントデザインをした車両の撮影会があったので、オーナー様のご好意も頂戴し、ご紹介させていただきます。

まずは、オーナー様のペイント前外装を撮影します。事前に、ガイドラインとしてアッパーカウルにマスキングテープを貼り、デザインの拠り所とします。

この角度ではマスキングテープのガイドラインは不要なので、Photoshopで消し、デザインベースとします。

この他にタンク上面やテールカウルの上面も撮影し、横からの絵だけではわからない部分もデザインしていきます。

アッパーカウル上部のデザインパターンは色々見たいとのご要望で4案作成しました。結局は最初の第1案に決まりました。

さらに、アッパーカウルとタンクによるパーツの段差をまたぐデザイン処理の検討をしました。3本ラインをまたぐかどうかを検討し、またがない方、つまり右側に決定。そのほうがNinjaロゴが大きく扱えます。

ガゾリンタンクの上面デザインはオーナ様が運転時に見る入る部分なので重要です。今回は全体の雰囲気に合わせつつ、シンプルなものにしました。

そして、完成。

細かいところで、最新のNinjaシリーズにある六角形のパターンや、アンダーカウルに差し色の赤を使うことで純正感も演出しています。

今回は、オーナー様の承諾を得て、塗装のファクトリー近藤様のロゴと弊社ブランドであるライダーグラフィックスのロゴを塗装していただきました。光の加減によって、紫に見える特殊塗料を使っています。

ものすごくかっこいい1台ができました。デザイン通りに再現していただけるファクトリー近藤様に感謝、そして何より機会をいただいたお客様に感謝いたします。

カスタムペイントに明確なイメージがなくお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。

大谷翔平選手イラスト

MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手のイラストを描いてみました。

MLBでも二刀流で活躍しましたが肘の怪我で手術。昨年は打者に専念しましたが、今年から本格的に二刀流復帰といわれていました。
新型コロナウィルスで MLBもかい開幕が遅れていて、今シーズン復活の姿を観るのは、しばらくお預けですね。MLBは7月から開幕するという話もありますが、アメリカは感染状況が酷いのでどうなるかわかりません。その分、ピッチングの万全の準備をする時間ができたと前向きに捉え、その時が来るのを首を長くして待っていましょう。

テレビでは過去の名場面集を仕方なく流していて、それも楽しいですが、早くライブ中継が観たいですね。

大谷翔平
イラスト

イラストは、ダイナミックなフォームをさらにデフォルメして描いています。エンゼルスのロゴマークや、ユニフォーム、大谷翔平モデルのグラブなど資料をかなりたくさん探して参考にして描いています。今回は腰上を描きましたが、そのうち全身も描きたいと思います。

エッシャーが命懸で守った男。メスキータ回顧展

サミュエル・イェスルン・デ・メスキータは、
マウリッツ・コルネリス・エッシャー Maurits Cornelis Escher 
に影響を与えた画家で、エッシャーの入学した美術学校の講師でもあり、恩師にもあたる人物。
1944年に強制収容所に送られ、そこで家族もろとも殺されましたとのことです。
残された作品は、エッシャーたちが持ち帰って命懸けで保管し、戦後すぐに展覧会が開催されたそうです。そういう意味でこの展示会のキャッチコピーとなっているようです。
そのおかげでこうして観ることが、そして知ることができてありがたいことです。


もともと私はエッシャーが好きで、その人に影響を与えた人物の展覧会とあって、行かねばと思っていたのですが月曜日が休館だったのを忘れており、金曜日は20時までやっているとのことでしたので再度調整し、なあんとか駆け込んで観てきました。時間が足りるか心配でしたが作品に魅了され、結局ギリギリまで観ることに。

私は学生時代、版画を学びました。といってもシルクスクリーン。リトグラフとエッチングとの3択でしたが、よりデザイン志向の強い(と当時感じた)シルクスクリーンを選択しました。楽しそうだと思ったのもありますが。

そういうこともあり、エッシャーやメスキータのような木版や銅版の白黒の世界観の作品を見るとアート志向の強い作品と思いがちなのですが、メスキータもエッシャーも十分グラフィックデザインの要素が含まれており、それに感銘を受けるのなら、やはり自分は基本的には平面の人なのだなと改めて感じました。

会場の最後に撮影可能のエリアが タペストリーになった作品群

版画ということもあり、一部もしかして浮世絵の影響もうけたのかなと思う作品もあったので後で調べてみると、やはりそういう指摘もあるようです。

以下の公式サイトに掲載されている、
《幻想的なイマジネーション:さまざまな人々》1925年頃、個人蔵
《ワシミミズク》1915年、個人蔵
《トーガを着た男》1923年、個人蔵
《パイナップル》1928年、個人蔵
などが個人的にはすごく惹かれました。
残念ながら《幻想的なイマジネーション:さまざまな人々》絵葉書が
ショップになかったので画集を買っておきました。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201906_mesquita.html

階段部分の天井

まだ会期は残っていますので、夏休みを利用して観に行くのもよろしいかと。
比較的空いていると思います。ステーションギャラリー自体も見ものですよ。新幹線で降りたら東京駅ですので楽に行けますし、東京みやげも駅構内は充実していますよ。

ARAI GP6S カスタムペイント完成

四輪用ARAI GP-6Sのカスタムペイントデザインをご依頼いただき、無事納品されたのでご紹介。

四輪用ヘルメットのデザインは本件で3つめになります。今回のテーマは F1ドライバーのセバンスチャン・ベッテル選手の日本GPバージョンをベースに、オーナー様の思いを散りばめたデザインとなっています。

正面 スクデリーアフェラーリのニューロゴをイメージしてあしらっています。
右側面 #21はオーナー様の番号。ベッテル選手は#5

レースに使用するとのことでしたので、安全祈願の意味を込めて折り鶴を加えました。

イタリアントリコロールラインにフェラーリのエンブレム

オーナー様はフェラーリにお乗りとの事で、エンブレムとベッテル選手のマスコットである赤い忍者をあしらっています。

後頭部 日本のお城好きのオーナー様。城のイラストとご自身のネームも要素に加えました

トリコロールストライプをオフセット。これはベッテル選手のデザインに合わせています。ベッテル選手はドイツ人なので、黒赤黃のストライプなのですが、オーナー様はフェラーリ乗りなのでイタリアントリコロールとしました。また、ドットパターンが散りばめられているのはベッテル選手の2018年ハンガリーGPのヘルメットに由来しています。

左側面 跳ね馬の背景のブルーはラップ塗装です

側面の大きな跳ね馬もハンガリーGPのヘルメットに大きく入っていたのをイメージしています。

日本GPのヘルメットデザインをベースとしてデザインを始めましたが、エレメントはオーナー様独自となり、一見ベッテル選手風であるものの、オリジナルな印象にまで昇華できたかと思います。

こちらはオーナー様からいただいた、シールドやステッカー、ボルト類をセットアップした後の写真です。やはりヘルメットのカスタムペイントにはオーナー様の個性が表現できて面白いですね。納品に際しては熱いメッセージもいただき、非常に喜んでいただけました。この度は誠にありがとうございました。

最後にデザイン画をご紹介。この絵から見事なまでにイメージ通り、いやそれ以上の完成度で仕上げていただいたFactoryKondo様にも感謝いたします。

他にも写真がありますので、よろしかったらサイトもご覧ください。https://www.rider-graphix.jp/helmet

Versys1000カスタムペイントデザイン案

カワサキのヴェルシス1000が2019年モデルでブランニューになりました。

昨年までのデザインは個性的すぎだと思っていましたが、今回のヴェルシス1000は、Ninja250などのデザインラインを反映して、かっこ良くなりました。ようやく万人受けなデザインになったと思います。これなら購入したいと思う人も多いのではないでしょうか。かく言う筆者も気になるモデルになりました。

かねてからヴェルシスは4気筒エンジンでした。2気筒のスポーツアドヴェンチャーモデルが多い中、そこが個性的でした。4気筒エンジンが好きな筆者はこのモデルチェンジで選択肢のストライクゾーンに入ってきたなと思っています。

さっそくぱっと見はノーマルかも思うようなグラフィックにカスタムペイントするというコンセプトでバリエーションを3つほど作成しましたのでご紹介します。

まずはノーマルのヴェルシス1000。オーソドックスなデザインの中にロゴを大胆に配置したところに拍手。ただ、筆者はライムグリーン魂なので、もっとライムグリーンの領域を多くしたいと考えました。基本的にはパーツ単位で色を変え、なるべく塗り分けしないようにしています。


そこで、1つ目のデザイン。
サイドカウルのグレーを挟むようにグリーンがシート前端に潜り込んでいるラインですが、ここをあえて反対側に回り込むよう直線的なラインにしました。グレーも明るいプラチナシルバーのようなグレーにし、グリーンとのメリハリをつけました。1000と入っているパーツの形状がかっこいいので、そこを目立つようにあえてフレーム(カバー)を黒くし、えぐられているようにしています。
またがると膝で隠れてしまう部分ですね。

3つの案に共通しているのは、Fフェンダー前部とトップケースの蓋、ハンドガードをグリーンに。さらにホイールにはグリーンのリムテープをいれています。更にシートはタンデムシート前部を少し低くし、軽快感を出しています。黒い表皮に変更する想定です。


2つ目のデザイン。
サイドカウルをほぼプラチナシルバーにしてラインを強調した案。デザインの意図がわかりやすくなりましたが、プラチナシルバーの面積が増えた分、若干軽快感は少なくなりました。少しドカに似た印象もありますね。


3つ目のデザイン。
今度はオールライムグリーンです。サイドカバー前部とさらにはパニアケースの蓋も塗ってしまおうという案。筆者の1400GTRの印象にも似ています。大胆なロゴ配置もやめて入れられるところにさりげなく入れています。一番地味で重厚な案かもしれませんがライムグリーンの面積が増えて筆者的にはありだと思う案です。ちなみに実車にまたがって直立させてみましたが、さすがに1400GTRと比較すると軽快に起こせたのが印象的でした。

パニアケースの蓋ですが、ライムグリーンを増やした分、トリム部分を黒にしてバランスを取っています。グリーンのラインも黒くしています。

こうやってグラフィックをいじっていると、ノーマルのデザインは良く考えられているなと思います。カスタムペイントの参考になれば幸いです。気になる方は下記のバナーのリンク先からお気軽にお問い合わせください。

SHOEI X-14 カスタムペイント完成

SHOEI X-14のカスタムペイントデザインをご依頼いただき、無事完成したとの連絡を受け、納品前に撮影させていただいたので一部ご紹介。

今回もペイント施工はファクトリー近藤さん。いつもデザインに忠実に、かつ整合性に関しては平面を立体に当てはめていくのだから、辻褄が合わなくなったりすることも多いのだが、こちらのデザインの意図を汲んでイメージが変わらないように仕上げていただけています。毎度その技術には驚かされるばかり。

そんな近藤さんとのコラボレーションだがX-14では2回めの取り組み。今回は神奈川の秋葉モーターサイクル様よりのご依頼でデザインをさせていただいた。秋葉モーターサイクル様からは2度めのご依頼で前回はARAIのRX-7RRR5。たしか当時すでに7Xは発表されていたがタイミングでRX-7RR5となった。

これまでに近藤さんとのコラボレーションも数多くこなしてきているので、どんなデザインをすると工程が複雑で工数があがるかといったことはおおよその把握できている。出来上がったデザイン案を確認してもらい、予算の関係で流石にそこまでは表現できないと言う場合は、お客様と相談して工数を抑えつつ、デザイン性をスポイルしない表現を見出していく、といったデザインとペイントとのバランスを取る作業を経てペイントに入る。お客様には事前にデザインを平面で確認していただいているので、完成後のトラブルもない。仕上がった時は立体ということもあるがデザイン画以上ものに仕上げていただける。そこが近藤さんの凄いところでありコラボレーションの醍醐味である。

ということで、今回のデザインはこちら。※一部だけご紹介します。最初にお客様からご要望をいくつかいただき、どう料理するかはこちらの裁量。提案の反応が良い場合は素直に嬉しいものです。

X−14アキバ カステムペイントデザイン ライトビュー
X−14アキバ カステムペイントデザイン リヤビュー

そして、塗装完成がこちら。

完成 ライト
完成 フロントライト
完成 フロント
完成 リヤ

デザインのイメージどおりかつ、こちらが気が付かなかった点なども細かいところであってもいい塩梅でやっていただけるので、クオリティもアップしています。

なお、X-14はパーツ点数が多いが壊すことなくばらせるのでバラして塗装後に組むのはしやすい方とのこと。(工数はかかるが)他にはNEOTECなどもばらすのは大変だが可能とのことです。その他のSHOEIモデルはディフューザーなどのパーツが溶着されていたりするので壊さないでバラせない場合があるとのこと。上記以外のSHOEIヘルメットでカスタムペイントをする際は事前に確認が必要ですね。

RiderGraphixバナー

SHOEI VFX-WR カスタムペイント納品

久しぶりにオフロードヘルメットのカスタムペイントデザインをご依頼いただき、過日無事納品されたのでご紹介。

最近の本格的オフロードヘルメットは形状が複雑になる傾向。そうなるとどこからみてもきれいなラインをきれいに通すのは非常に難しくなる。ここまで複雑だと形状をうまく利用していくことでまとめる方向でいくしかない。しかもゴーグルバンドで隠れる部分があるので、そこに凝ったデザインをしても効果がなく、そこは踏まえた上でデザインすることが肝要である。

今回のテーマは、オーナー様のお名前のイニシャルTとUをメインのモチーフとしつつ、オーナー様が飲食店の多角経営されている方で、どこかにその意味を含んだエレメントを入れる。また、随所にお店のロゴやご自身のチーム名称などの必要要素を加え構成した。もちろん前述のゴーグルバンドで隠れることも意識したデザインとしている。

バイザーにはSHOEIロゴ、オーナー様のチームロゴを配置。形状が複雑なため、可能な限り歪みが少なくなるような位置を探した。写真では確認が難しいが、広い青い面積には漢字で「美蔵」と入っている。光の具合で見え隠れする処理。事業が飲食業であるから正に「隠し味」となった。

写真中央の3色の逆くの字は、オーナー様が経営するお店のジャンル「イタリアン」「そば」「和食」をそれぞれ表現している。

おでこから伸びる4本ラインは四本目の事業展開を意味している。四本の矢のごとし。デザイン的には速さを表している。青のラインをわざとずらすことでオフロードのジャンプをイメージしている。バイザーの角度が変わってぴたりと合う瞬間もあるのも狙っている。

4本ラインの下地の赤帯には「美蔵」の頭文字Mが、やはり隠し味的に見え隠れする。

幸いにもイニシャルにTがあったので、Tの横線の部分をゴーグルバンドで隠れる位置に配置した。

後頭部はオーナー様の似顔絵イラスト。後ろを走るライダーに睨みを効かせる意味でいれたが、よく見ると笑顔の優しい顔の絵になっている。

お客様にも大変喜んでいただけで良かった。デザインの機会をいただきまして誠にありがとうございました。最後に、私のデザインを見事に忠実に再現してさらに美しく塗装していただいたFactoryKondo様にも感謝いたします。

rider-graphix