Kawasaki ZRX1200R カスタムペイント

Kawasaki ZRX1200Rのカスタムペイントが完成し、組み上がったとのことでお客様のご厚意で撮影させていただくことになりました。

デザイン完成

こちらが完成したデザイン画像です。派手なデザインですが、自分で言うのも何ですがうまくまとまっているかと思います。一重に塗装していただいたファクトリー近藤さんの技術力の賜物と感謝しています。

この組み上がった車両を拝見する瞬間が一番達成感があります。私からすれば2Dの、言わば平面のデザインが立体になって戻ってくるので感激もひとしおです。

さて、前回のM様のNinja900Rに続き、今回も簡単ではありますがどのようにカスタムペイントデザインを制作しているかを順を追って説明します。

今回のテーマ

最初の打ち合わせで、お客様のご要望を詳しくお伺いします。今回のお題はF1ドライバーのルイス・ハミルトン選手のヘルメットがモチーフ。それを車体にデザインしてほしいというご要望でした。青、紫、赤をメインするのもお客様指定色です。

さっそく、お客様がイメージしている画像を検索します。年代によってもデザインが違っていますので、どのデザインを指しているのかを伺います。どうやらこのあたりのモデルをイメージされているようです。

このデザインのどこが気に入っているのかをじっくりヒアリング。それを受けて、どこにどのようにデザインを反映していくかなど、ざっくりと方向性を打ち出します。

撮影

おおよそのイメージが共有できましたら、お客様のバイクをあらゆる角度から撮影します。

このときに撮影したものが資料になります。撮影時はできるだけ離れて、ズームして撮影します。そのほうが歪みが少なくなります。その写真をベースにPhotoshopでデザインを加えていくのですが、塗装前の状態だとデザインをしにくいので、まずはソリッドな単色状態に加工します。

今回はアンダーカウルもデザインしますので、せっかくのカーボン素材ですがベースの青にしていきます。ここまでやってようやく下準備完成です。

デザイン開始

いよいよ、お客様のイメージを反映していきます。もちろん、細かいご要望などはありませんので、ハミルトン選手のヘルメットを見ながらイメージを膨らまし、ラインを決めていきます。

ガソリンタンク、ビキニカウルと手を入れていき、サイドカバー、テールカウル、アンダーカウルの順でデザインをしていきます。その際、重要なのがタンクやカウルの凹凸、形のかわり目などをきちんと把握し、ラインを通す際はなるべく歪まないように、かつデザインに最適なラインになるよう位置を考えることです。真横からみラインがつながっているように見えても、斜めから見たら分断されてしまうということは形状を理解していないと、意図しないことになりかねません。そのためにもあらゆる角度から撮影しておき、ここはどうなっているのかなどを検証しながら進めていきます。

塗装する段階になりましたらそこまでやっていても、現物合わせで帳尻をあわせていただくことになります。そこはファクトリー近藤さんのセンスに寄るところが大きいですね。

デザインが完成したら、お客様に見ていただきます。と同時に塗装するファクトリー近藤さんにも実現可能かの相談をし、裏を取っておきます。

新たな要望

しばらくしてイエローバージョンも見たいとのご要望をいただきイエローバージョンを制作しました。それがこちら。

結局、かなり悩まれたご様子でしたが、最初に提案した案に決定しました。

最後に、お客様と一緒に、塗色の打ち合わせをファクトリー近藤さんにて実施します。

その場で、ベースにはブラシテクスチャをいれたいという要望がでました。そこはランダムなものになりますのでファクトリー近藤さんにおまかせです。写真でははっきりと見えませんね。

世界に1つだけのカスタムメイド

私がお客様の期待値を上げ、近藤さんが苦労してデザイン通り、あるいはそれ以上の完成度に仕上げてご満足をいただくという役割分担です。そのためには、可能な限り細かいニュアンスを再現できるよう、マスキングデータを提供しています。それをマスキングに役立ててもらうのです。そして、今回はこのようなマスキング用画像を用意しました。

塗装の段階は省きますがこちらが塗装完成時。※写真はファクトリー近藤さんから許可をいただきました。

完成

かっこいい車両に仕上がりました!東京都のO様。この度は誠にありがとうございました。御礼申し上げます。

カスタムペイントをお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

写真素材のピクスタ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください